2016年7月30日土曜日

とあるお昼休みのお話

 

こんにちは。日本は梅雨明けしたみたいですね。

こちらは雨季真っ盛りなうです。

 

雨といえばカタツムリが良く似合うよね。
 

 

何がびっくりって、もちろんカタツムリのスケールの大きさもアフリカンですが()

雨が毎日とにかく激しい…朝夕構わず、数時間だらだらと霧雨が続いた後、突然けたたましい音がします。

というかそもそも7月雨季だって聞いてたのに今まで全然降らなかったのがいけないんだー!なんだ大したことないじゃんって油断してたら、7月の最終週にしてとうとう来てしまいました(_;)

というわけで実験早く終わっても走るタイミングがつかめずリズムに乗れないおがです。

せめてもの救いは停電がちょっと落ち着いたこと。恵みの雨に感謝です!?

 


 
今日はそんな雨にも負けない、ガーナのお昼休みでの、熱いおしゃべりのお話。

 

お昼はいつも、野口研の文字通り裏にあるTasty Treats(通称Tasty)という食堂にて。

たびたびアップしてるガーナ料理は全てここでの食事です!ちょっとお高い分、このおがでもお腹こわしません()

(※注※ 一食10Cedi=約300円相当。物価が超破格のアフリカ感覚にしては比較的高級であるという意味であり、決して贅沢をしているわけではありません!)


いつも通り日常会話が弾みます。

そんな中、ガーナ滞在中に何がしたい?って聞かれたから、

「前のアフリカ生活で楽しんだようなサファリに行きたい!あ、でもここガーナって気候が熱帯でサバンナじゃないからあんまり野生動物っていないのかな?」

って。

 


 
まさかこれが思わぬ引き金になるとはこれっぽっちも思わず…



 

 するとすると、 おしゃべりガーナ人の筆頭格  メガネのとっても似合うガーナの天才Mikiは言います。

「いやいやそんなことはないさ、だってオレたちのガーナにはライオンもいるんだからな!」

 

これを機に大論争が始まります。

 

「いや野生のでしょ、Miki、動物園のじゃないんだよ」

「北に行けば野生のはいるさ」

「そんなわけないでしょ。第一そもそも野生動物が少ないこのガーナの地にて何食べて生きてるって言うの?」

Baboon(アフリカにいるマントヒヒ)もいるし、鹿もいるし、象もいるし。」

「木に登れるヒョウじゃあるまいし、どうやって木の上にいる動物を捕まえられるんだ???」

「いやでもおれはライオンがbaboonを捕まえるドキュメンタリー番組を見たんだよ」

「ほんとかよ」

「そもそも現地語でライオンって単語はあるのかい?」

「*@―#%じゃん!ほら昔からいるってことだろ!」

「今いるとは限らないでしょ」

「じゃあ国立公園で検索してみろよ」

「そりゃ観光客集めるためにいるってアピールするでしょ、客観性にかけるよ」

 

気が付いたら僕らのいるテーブルの四方からどちらの側にも援軍が加勢し、Tasty1/3を巻き込む大規模なバトルが起こったのでした!

 
気がつけば1時間半。

今年の9月から医科歯科大に留学予定のMikiは、留学を取りやめて北部に行き、野生のライオンを見つけて論文書いた方が名声を得られるから行ってこい!という結論になり、不満げなMikiを残して解散しました()

 

これがまさに、俗に言うGMT ( “Greenwich Mean Time”=世界標準の「グリニッジ標準時」ではなく、「約束の+1時間くらいは大目に見る」という “Ghana Men Time”の方の略)
ございますね。

今日もアフリカンライフ楽しんでます!

 

(おが)

2016年7月25日月曜日

お散歩



こんにちは、しょーへいです。
とても間が空いてしまいました。すみません。
ただの怠けです。
一応元気にやっています。

少し前のことですが、717日の日曜日、何もすることがなくてガーナ大学を散歩してみたので、ガーナ大学について書こうと思います。

まずは地図。




ちなみに、こちらの方は地図があまり得意ではないそうで、知らない場所に行きたければ道を人に聞くそうです。良いですね。

まずは寮に到着したときから気になっていたこの草原へ。

 
ここの草むらの中に人が通れる道があって、それが意外としっかりしているので歩きやすいです。
そこらへんに、幸せを呼びそうな青い鳥もいます。


写真は少しくすんでますけど、本当はもう少しきれいです。
何の種類かは調べてみたけどよく分からず。。。

しばらく歩くと草原からいつの間にか抜け、普通の道を歩いていました。
しばらくは面白いものもなく、歩く。
てくてく歩く。
そして歩く。

あ、ガンジーだ。


どうやら6/3に出来たばかりの新しいものです。
インドの大統領が来訪した時に、友好を記念してガーナ政府からインドに贈られたものらしいです。
ただこれに関してガーナ大学の学生からは異議が少々。
要約すると、
ガンジーはインドを非暴力で独立に導いた指導者として有名です。カースト制度による社会的差別は批判していましたが、カースト制度そのものは容認していたというガンジー。そんな彼にとってインド人よりも黒人は格下であり、黒人に対してSavage(野蛮)と表現していたと一部では言われているそうです。
そこで学生たちはSNSで、#Gandhimustfallとハッシュタグを付けて拡散し、この銅像の取り壊しを求めているそうです。

ガンジーにこのような話があったとは知りませんでした。
やっぱり歴史問題は難しいですね。 

1時間ほど歩いたら寮まで戻ってきたので、散歩は終了。
大学の校舎はこんな感じです。




この次の日から、無事に僕の研究もスタートしたので、一安心です。
ブログをもっと更新します。
今後は人物紹介などをして行きたいと思います。

2016年7月23日土曜日

挨拶-ガーナ流自己紹介-



こんにちは!

怒涛の試練、停電weekが終わり、二人とも無事研究が始まり、徐々に落ち着いて生活し始めている二人です。


停電期間に更新できず書きためておいたのを小出しに投稿していきます!ちょっと前の話題になってしまいますが、そこはご存知の通りこのボコボコーなブログを多めに見てやってください()

 

今回は初対面の人と会ったときに避けては通れない挨拶、自己紹介ガーナver.について!

 
もちろん、

「名前行って、出身を伝えて、 “Nice to meet you!” からの握手」

こんな感じの流れは世界どこ行っても通じると思います。

 

さあここからガーナクオリティ炸裂させていくよ^^

 

 

握手した直後、お互い握った手が離れる瞬間を狙って、指を鳴らします!


 !!!!


 
最初は何の音かわかりませんでした。

これが友好の証みたいです!

久しぶりに会った親友相手に喜びのあまり二回鳴らしている人もいました!

 

タイミングもさることながら、なぜか左手は鳴らせるのに右手が鳴らないおがには難題です()

(ちなみにインドじゃないけど、ガーナでも右手信仰があるから、利き手にかかわらず基本的に右手で食事、手渡しを始め物事を行うのが礼儀です。)

 



 
 
 (ついでにちょっと脱線するけど:この前のお昼ごはん、ワーチィという豆混ぜごはん!
だから赤いけど見た目ほど辛くない!)



 

そして名前の話。

僕の本名はひらがなにすると9文字なんですね。もちろん長すぎて、誰も言えない()

ということでガーナ名を付けてもらうことに。

(相手)“On what day were you born?”

(おが)****/**/**(生年月日)!

(相手)Dayって違う違う、MondayとかTuesdayとかの“Day”だって!

(おが)???いやごめん、知らないわ()

 

どうやらガーナの文化では生年月日の曜日によって慣用的に呼ばれる名前があるみたい。それを本名に取り入れる人もいるし、ミドルネームにする人も、またニックネームとしてだけで公式な名前としては採用しない人も。いろいろです!

 

それで調べてみたら、僕は月曜生まれだったので“Kojo”とのことです。ただ手間取りながら曜日調べてる間に本名覚えてもらえたし、あんまり広まらなかったね()

 
でもガーナ行ったら絶対聞かれる話題なので、もし訪れる機会があれば自分の生年月日の曜日を調べておくことをオススメします!

 

ちなみに部族によって綴り・発音とも微妙に異なるそうで、

「違うだろ、嘘教えてんじゃねーよ」「いやいや、あんたのとこマイナーだから。こっちがガーナスタンダードだから!」「おいおい!信じちゃだめだぞ、hahaha


はい!こんな感じです!空き時間はずっとしゃべってます、笑ってます、リズムとって踊り始めます。これがアフリカンライフ^^

 

前にしょーへいが紹介してくれたように野口さんのおかげ(?)でガーナの人はとっても親日的だし、おしゃべりなんで良く話しかけてくれます!

いかに彼らがおしゃべりなのかは、またの機会にまとめるのでお楽しみに()

 

ではまた!

(おが)