2016年11月25日金曜日

Epilogue


ただいまー!おがです。ずいぶんと間が空いてしまってすいません…

ガーナ出国準備、涙の別れと出国、トランジット先でのいろいろ、帰国、まるで物珍しい物を見るかのように友達に絡まれて飲みに連れて行かれたり、研究成果発表などに忙殺されていました…

ともあれ無事に日本に帰ってこれました!最後までドタバタしたものの発表会もなんとか終え、レポートも提出したことだし、ガーナでの生活を紹介してきたこのブログもそろそろ閉め時ですね。

 

ということで最後に僕のガーナ愛・アフリカ愛を語って終わりましょうか()この3か月間感じたこと、今後アフリカなどでの活動に興味がある人に伝えたいことをまとめてみたので最後まで読んでもらえると嬉しいです。

 

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ガーナにて生活していて感じたことの一つに、アフリカの人々の心の温かさがあります。時間を守ってもらえたことなどほとんどないし、すぐ断水や停電・Wifiの機能ダウンするし。日本では信じられないトラブルばかりで、言うまでもなく不便は不便。しかし不便だからといって必ずしもそれは不幸であることとは結びつかないのです。

むしろ日本人よりも生き生きとしていて元気である、物事に縛られず自由で、どんなことも笑い飛ばせるような心のゆとりがあるようにさえも感じられました。

例えば明らかに肌の色が異なり外国人である僕に対して、たとえその場に居合わせた名前も知らない人でも、僕がすりむいて足を引きずっていれば“Oh, Im sorry. Are you alright?”と声をかけてくれたり。習いたての拙いTwi語で挨拶してみたら、元気よく話しかけてくれたり新しい単語を教えてくれたり。明るく親身に接してくれる人が多く、おかげで楽しく過ごすことができました。

 

その一方で、多くの発展途上国でよく聞かれるように、内と外の仲間意識というか、コミュニティーの絆というか、それが強固なものでした。誰も表立って言わないけれども根底には植民地時代からの外国人不信という面もあるのかもしれません。

なのでフィールドワーク場所や立ち寄った先では、きちんとその自治体の長に挨拶をして、滞在や作業の目的を説明し許可をもらわないと(特に僕たちが「外」の人間ということもあるかもしれませんが)トラブルになりかねません。
(まあ冷静に考えれば当たり前というか、知らない外国人にいきなりあなたの子供の健康状態が心配だから診せてと言われたら、お互い全く悪気がなくてもちょっと身構えてしまうのは自然な反応だよね。)

 

しかし前述のように根はとても優しい人が多いので、こちらが誠意をもって丁寧に接し続ければ(「内」とまでは行かなくてもそれに近い人間だと一旦認識してもらえれば)、
また来たのか今度は何だ?と喜んで協力してくれたり。しまいには村の採れたてのトマトをお土産にバケツ一杯にくれて、いつもおつかれさまと言ってくれたり。3か月の間に5回くらいかな?ずっと村に通い続けてやってきた甲斐があったものです。

(↑ちなみにこれでも寮の友達へのお裾分け後の写真、なんか一週間トマト食べ続けてたよね笑)


 

だから発展途上国で活動をするにあたって、良くも悪くも外国人である僕たちが、どうすれば現地の人々に受け入れてもらえ、持続可能なwin-winの関係を築き上げられるのか、というロジスティクス的な側面は必ず考慮しなければならないと感じました。どれほど実用的な知識・技術を持っていたとしても、現地の人々と「共存」しなければそれは支援ではなく押し付けになりかねない。

 

 

何事も考えさせられるアフリカでのフィールドワークの経験でした。

 
 

この先どのような進路に進むのかまだ具体的には決めきれていないけれども、将来的に何らかの形で、アフリカを始めとした発展途上国の現地の人々と、一歩ずつともに前へ歩んでいけるような活動をしていきたいと改めて感じました。

 

 
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最後になりましたが、本ガーナ派遣は将来的に発展途上国での医療活動に興味のある僕にとって、大変貴重な、有意義な勉強の機会になりました。このような海外派遣の機会を得ること、また無事に終了することができたのは、教授、先生方、海外派遣課のみなさまを始め、たくさんの方々にご尽力頂いたおかげです。改めて感謝申し上げます。

 
 


またこんなボコボコーで気ままなブログを最後まで読んでくれてありがとうございました。めだゎせー!!

 
僕たちの挑戦はまだまだ続きます!
めうぃえー!ゆぃべっしあーびゅー!(今日は終わりー!また会う日まで!)


 

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