2016年9月5日月曜日

写真館

こんにちは、しょーへいです。
連投になりますが、順不同で写真を並べていきます。


1. 歌う物売りたち @Dixcove

日本で言うところの焼き芋屋さんのトラックみたいな感じで、めちゃめちゃ歌ってました。
なかなか力強くて良かったです。

2. 家畜の移動に遭遇 @Hohoe

大通りが占拠されました。
他の村でも、ヤギが道のど真ん中で日向ぼっこをしたりしていて、車が避けなきゃいけないことがよくありました。
どうやら午前中は道路が太陽で温まって気持ち良いらしいです。
羨ましい。。。
人間は動物に道を譲りましょう。

3. 南の方の家 @HohoeとかDixcove



高い建物なんてあるわけないですね。

4. 北の方の家 @Damongo

藁葺き屋根でした。
地域によって家の感じが違って勉強になりました。
どういう仕組みかは分かりませんが、家の中は驚くほど涼しいらしいです。

5. 港、ビーチ @Dixcove


サーフィンも出来るらしいです。
僕には無理ですが。

6.  パンクしたタイヤ @Manso NkwataDamongoの途中

やっぱり一個くらいはパンクするよね。
検問中のお巡りさんに教えてもらわなかったら、きっとしばらくは気付けなかったです。

7. ネジが刺さったタイヤ @上に同じ

これ、タイヤがパンクして交換した2時間後です。
パンクしたのは右の後輪、これは右の前輪。
どんな厄日かと思いましたが、幸い、ネジが短かったのでパンクしていなかったです。

8. カカオ豆 @Damongo



ガーナと言えばやっぱりこれだよね。
緑が熟すと赤になるらしいです。

9. 西アフリカ最古のモスク @Larabanga

ほー。

10. 病院 @Jirapa




意外と大きな病院でした。

11. Jirapaまで行った証拠

砂漠って意外と遠いんだ、と思いました。
ガーナは緑豊かです。

12. 素敵なカギ @Hohoe


やっぱ英語って素敵に感じるね。


以上です。
またいずれ、まとめの感想をアップします。

2016年9月4日日曜日

帰ってきました



こんにちは、しょーへいです。
北部へのフィールドワークを終えて、無事に帰ってくることができました。
特に大きなトラブルもなくて良かったです。

首都アクラから離れて田舎を転々としていたので、色々と見えてくるもの、感じるものがありました。
これについて書きたい気持ちは山々なのですが、それを書くと長くなるので、いったん分けます。

ということで、まずは今回の旅の概略をご紹介します。
一緒に行ったのは、医科歯科の博士課程の小林さん、野口研の先生のDadzie先生、スタッフのSamuel、ドライバーのSethで、計5人でした。
行った場所はHohoeDixcoveManso NkwataDamongoLarabangaJirapaという町で、下の地図みたいにずーっと車で移動しました。



総移動距離2000km
長い!日本だと1周くらいできそう。
でも高速道路はないので、ひたすら国道で移動です。

大体流れとしては、
昼に到着→Health Officerにご挨拶宿探し荷物置いて採集トラップ設置宿に帰る蚊のお世話寝る
6時に起床蚊のお世話→7時に出発午前中採集1日移動
という感じでした。
なかなかこれを9日間繰り返すのはタフでした....
もう同じことはしたくないですね....

ただ不幸中の幸いとしては、ご飯で食べられないものがなかったこと。
大体どこにもフーフーか米はあったので、酸味のきついバンクーしかない、ものが辛すぎて食べられない、みたいな事態にはなりませんでした。毎日最低1食はきちんとしたものを食べられました。
以前お知らせした通り、ガーナ人の食事の回数は少ないので、空腹に耐えながら採集したり移動することも度々ありましたが....

あと実は、ガーナは北の方がサハラ砂漠に近くて暑いのですが、まだ本格的な乾季ではなかったおかげで、そこまで暑くはなかったです。
もちろんアクラよりは暑かったですが、死に悶えるほどではなかったです。

ということで、他にも道中で見て驚いたものなどについて書こうと思ったのですが、いかんせん僕の文章力ではうまく繋げて書けない....
なので申し訳ありませんが、ここでいったん今回はおしまいにして、次の回にまとめて、いつものオマケみたいに、箇条書きで書きたいと思います。m(_ _)m

Last but not the least,
首都アクラでは決して見ることのできない光景を目の当たりにすることが出来て、本当に僕は機会に恵まれました。
小林さん、Dadzie先生をはじめとして、僕を連れて行って下さった方々、準備を手伝って下さった方々、関わってくださった方々に深く感謝いたします。
本当にありがとうございました。

ガーナお国紹介ー形象文字?編

今回はAdinkraという形象文字?について。

西部アフリカでは特定の形(文字)について、特別な意味があるみたいです。
お土産物屋さんで見つけて、おもしろそうなのでちょっと調べてみました!

 

ほら、こんな感じ(笑)

いくつかピックアップして紹介したいと思います。


 トップバッターはこの三重丸!その名もADKINKRA HENE

Adinkraの長だって。
カリスマ性、リーダーシップの象徴。




続いて納得物シリーズ。
その1。DUAFE
 
 
 

 
 
 
木の櫛がモデルで、女性らしさ・美の象徴。
 
うんうん。



その2。NYANSAPO

 

  
 結び目。知性の象徴だって。
知恵の輪、的な?(笑)


最後にうーんってやつ。



まずパッと見、亀じゃん?
これワニなんだって。
それから意味、適応力の象徴。水の中に住むのに空中でも息ができるからだと。


はあ…
いやますます亀でもいいでしょ(笑)




という感じのキーホルダーがお土産物屋さんでよく売ってます。
欲しい柄あったら買ってくるよ^^


参考
West African Wisdom: Adinkra Symbols & Meanings
http://www.adinkra.org/htmls/adinkra_index.htm





2016年8月30日火曜日

ガーナお国紹介ー会話編

ガーナは、イギリスの植民地だった時代があるから公用語は英語です。
その英語もアフリカ独特の発音(訛り)だったり、現地語絡めの交じり英語(いわゆるピジン・イングリッシュってやつ)だったりで、しょーへいの言う通り、わりと難易度高めです。

でもやっぱりせっかく来たことだし、なんかその土地の言葉が話せるって現地っぽさが出ていいよね。
ということでお昼休み、いつものtasty treatsにて、現地語特訓してもらいました!




そもそも、
ガーナにはアカン・ガ・エベなどたくさんの民族がいて、その各々のに部族特有の言葉があります。

(外務省 ガーナ共和国基礎データhttp://www.mofa.go.jp/mofaj/area/ghana/data.htmlより、
ちなみにガーナ独立記念日は3/6、僕の誕生日の前日なんだってー覚えて覚えて笑)


ここアクラの辺りで一番使われているのはトゥイー(Twi)語です。


そこでトゥイー教えてよーって話してたら突然隣のおばちゃんが、
「Do you know Nagoya? Watashi Nagoya itta koto arimasu」
とか言い始めてびっくり。

おばちゃん、名古屋に行ったことがあるんだって(今のは日本語だったのね笑)。
名古屋ではドラマおしん(*注)のゆかりの地を訪れて感激したとのこと。

(*おしん:昔のNHKの朝ドラ。田舎の女の子が苦労しながらがんばって生きていく話。アフリカの北の方で特に人気の日本ドラマ(?)で、妹はエジプト行ったときにずっと「おしんおしん」呼ばれてました。長い黒髪の日本人の女の子はそう話しかけられるかもね笑)




ということでそれから1時間くらい
「Ohayou-gozaimasita(おはようございます、のことでしょう)」 is 「まあちぇ」
「ありがとう」 is 「めだゎせー」
みたいな感じでちょっと片言の日本語で一生懸命話してくれるから、こっちも必死になって覚えました!

僕もまだうろ覚えなのですが、幸い日本語と発音が似ていて、ひらがな通りにそれっぽく話せば結構通じます。


とりあえずここでは簡単な挨拶だけ紹介します!
これが話せれば陽気なガーナ人がさらにご機嫌になること間違いなし!


まず会って最初はHelloだよね。「まあーはー」
次はHow are you?ってなるのが「えつぁせぇいん」
それに答えて、I'm fineは「めほいえ」

「ありがとう」は先ほどの通り「めだゎせー」
「また明日」は「おっちぃな」

それからとりあえず肌の色が黒くない人は全員「おぶろにー」(=白人)って声かけられます。外国人全員に対してのことなので気にしないで。




あとは細かいことよくわからないけど、「やーやー」とか言ってればなんとなく会話になります(笑)

ガーナにいらしたときは、指鳴らし握手とともに、ぜひご活用ください!

では!



P.S.
金曜夜は毎週打ち上げ!?
この前はFaustus, Senyo, Bellaで巨大ピザを食べに!

ガーナお国紹介ー地理編

ここに来てあんまりガーナそのものの紹介をしていなかったなと思います。
今更ながらシリーズで簡単にお国紹介していきます!

今回はガーナの地理について。

まずガーナってアフリカのどこよ?

http://www.ghc-ca.com/frm-e-location-maps.html



ここ!西部に位置します。

国旗もシンプルながらかっこいい!
それぞれの色には意味があるみたいで、
赤は独立戦争時に流れた血、黄色はこの国土に眠る鉱物資源、緑は豊かな自然、黒い星はアフリカの自由の象徴なんだって。



そして日本の都道府県じゃないけど、ガーナも10個の行政区に分けられます。


「北」州の上に「上部東・西」州!?
なかなかのネーミングセンスですよね。


いいんだけどね。疑問がぬぐえないのは、なぜ東西南北がわからないのに行政区は東西南北を含むのかっていう。


あっ、ガーナ人、東西南北わからないそうです。
野口研のスーパーエリートMikiたちでもギリギリだからね(数分間本気で考え込んでやっと出てくる)。ほんとに本当みたい。
だから地図読めないし、というか地図なんてほぼ存在しない。行動圏は、どこでどっちに曲がって進むと着くって把握してるから要らないんだって。

おう…

じゃあ知らないところどうするのよ!

人に聞いて、建物とか目印になるものを追っていくんだって。

はーい。もういいよ。任せるわ。


ちなみにこんなんだから、ガーナでの都市伝説に、人に道聞いてそれを描いてもらうと、どんなに曲がった道でも棒二本で表わされて「これをこっちに曲がる、以上。」って感じになるとか。

こういう話アフリカっぽくていいよね^^


ということでこれから日本に4年間留学予定のMikiは、留学中に周りの建物が変わってもおうちに帰れるよう、自宅に大きなタワーでも作っておこうということになりました(笑)準備がんばれMiki!

2016年8月29日月曜日

おがの研究


この前しょーへいが研究テーマ書いてたから、そろそろおがも触れておこうかな。

僕ら二人は東京医科歯科大学の寄生虫病学分野からガーナに派遣されている学生です。「寄生虫」というと気持ち悪いとかちょっと抵抗感を持つ人も多いかもしれません。日本では何十年も前から比べると症例も少なくなってきている中で、今更なぜこんなことを勉強するのかって思うこともあるでしょう(特にテスト前だよね、わかるわかる笑)。

 

でも考えてみてください。

今の1000円札の顔どなたか知っていますよね。そう、この研究所のモデル、野口英世。彼が今から100年も前の1920年代、ここガーナにて研究し命を落としたのが黄熱病です。現在では、すでに原因となる黄熱ウイルスや蚊が媒介するという感染経路などは判明していて、そしてなにより一度打てば生涯有効とされる優秀なワクチンが広く普及している状況です。

じゃあもう今の世の中黄熱で死ぬわけないじゃん、なんて思いませんか。

 

それでは実際何が起こっているのか見てみましょう。

アフリカのアンゴラという国では昨年12月からの半年間で約3000件の疑わしき事例が報告され、うち119人の死者が出ています。ここガーナでも今年に入って3つの州で感染が確認され、死亡例もあるようです。

(WHO “Yellow fever situation report – Angola”

http://www.who.int/emergencies/yellow-fever/situation-reports/29-july-2016/en/)

 

このグローバル化の時代、病気に国境はありません。エボラのように地方の風土病に過ぎなかったものも、何かの拍子に世界中を震撼させることがあるかもしれません。そんなときに、この寄生虫病学が何か役に立つこともあるのでは、と僕は考えています。

 

 

 

すいません、前置きが長くなりましたね…でもどこかで書こうと思っていたことなので、最後までお付き合いしてくれるとうれしいです。

 

 

ではお待たせしました。僕の研究テーマ紹介です!

ここからは写真も交えていくので、気楽にアフリカの村でのフィールドワークを見ていってください!

 

僕は小児の下痢症の原因となるものについて、寄生虫学的な面から探っています。

またまた目を疑うような話ですが、小児の死因のトップ3に下痢症(直接的には下痢が引き起こす脱水症状)があります。下痢で子供が死ぬんですよ、信じられますか?残念ながらまだそういう世界がここにあるのです。


下痢症を引き起こす寄生虫のうち、小児にて重症化しやすい「クリプトスポリジウム」という生物に焦点を当てて、現在Dorgoborneという村に通い続けて住民のみなさんのご協力のもと調査しています。

 

 

ところでアフリカの村というとどういうイメージでしょうか?

 

まずね、誰かが作った道なんて甘いものはない!道は自分で切り開くものだ!

 








はい、このだんだんと村に近づく感じね。

車酔いのひどいおがはもういつもげろげろですよ()

 
 

ということで 村に到着ー!









まずは村長さまにご挨拶、ご説明、ならびに調査許可のお願い。



ご理解、ご協力ありがとうございます!





ということで、いよいよフィールドワーク開始です!

先述のクリプトスポリジウムですが、これは水の中にいる寄生虫なので、普段の生活ではどこのどんな水を使っているのかアンケートしてみました。



ちょっと待って、えっ、まさかの水道あるよ!



今年に入って完成した、ピッカピカの水道!


しかしあくまでここはアフリカ、(ご期待通り!?)この水道、最近調子悪くて一滴も出ないから、もう誰も使わないそう。これじゃあ意味がないよね。
現地のニーズをきちんとくみ取る、そしてメンテナンス等で機能維持を続ける。独りよがりでない、真に必要とされる支援にするために不可欠、でも最も難しいところですね。


じゃあみんなどこの水使ってるの?




この池だって。本当に?



本当でした。わーお…


ということでここの水を10L持って帰り検査しました。

果たしてこの中にクリプトスポリジウムは見つかってしまうのか?

そしてこの結果と小児の健康状態を照らし合わせて、関係性があるのか?




続きはプロセメ発表会にてお楽しみに!




では!
最後に元気いっぱいの村の小学校の子供たちとともに









2016年8月27日土曜日

Chale Wote Art Festival



しょーへいがフィールドワークに行ってしまい一人取り残されたおがです()

ということでさみしくて研究室でかまってかまってアピールしてたら、わが心の友FaustusChale Wote Art Festivalに誘ってくれました!!!
 
 
ガーナ大学から車で30分くらい、大渋滞に巻き込まれながらもなんとか到着!
入口で記念に!
 
 
日本で言うところの夏フェス的なノリでしょうか?
 
 
こういう大行列の先へ進むと…
 

 
 
アートあり、音楽あり、仮装行列あり、お土産物屋さんあり!
 
ショッピング好きのおがには至福の時でしたが、楽しかった連発しても仕方がないので写真から感じ取ってください()


 
ではどうぞ!





 
 
大道芸、やっぱりアフリカ人の身体能力ハンパないっす!
 
 
 
 
(このカメラ目線のあやしいおじさんにお金要求されかけたのでしっかり断って先に進みました。やっぱりここはアフリカ、どんなときも頭の隅っこには警戒感をお忘れなく!)
 








 
 
 
アフリカ基準、 サイズが基本大きすぎるんだよな(笑)
 
 
 
そうか、これがサイズ基準なんだよな!?まじかー…
 
 
 
 
この行列を追ってみると…
 
 
 
 これは子供の夢を奪うやつ、見ちゃいけなかったやつ(笑)
 
 
 
 
 
 
 
まだまだたくさん画像があるのですが、キリがないのでこの辺りで!
最後に心の友との2ショットで閉めておきます。
Fastusほんとにありがとう!